薬剤師給与の都市部と地方の違い

大手企業の本社がひしめく東京などの都市部に比べて、地方のサラリーマンの平均年収はずいぶんと低いことが知られています。

これは、高収益である大手企業が都市部に集中しているためであり、また、本社には大学院等の高学歴エリートが多く働くからともいえます。

一方で、薬剤師に限っては、地方では都市部に比べて薬剤師の数が不足することから、地方のほうが年収の相場は高いといわれています。

これは医師や看護師も同様ですが、地方都市であっても一定数の薬剤師数は必要であるにもかかわらず、地方の薬剤師数が不足しているためであり、需要と供給のバランスから、薬剤師の年収相場が高騰しているためです。

さらに近年は、ドラッグストアが地方都市にも乱立しており、地方の薬剤師不足に拍車をかけているのですね。

ドラッグストアの大型店では、30~50人の従業員が働く店舗もあり、地方郊外型の店舗でも集客に成功して大きな収益を上げています。

大手ドラッグチェーンでは、地方都市にもまだまだ出店を予定しており、そのため年収1000万以上の好待遇で薬剤師を募集している場合もあります。

そんな状況から、しばらくは地方の薬剤師の給料相場は高止まりするのではないでしょうか?

一概には比べられませんが、都市部の薬剤師 < 地方の薬剤師

といえるでしょう。